中国語で覚える重要論語十選 |
番号 |
論 語 |
書き下し文 |
訳 文 |
十之五
子罕第九25 |
子曰 「主忠信、無友不如己者。 過則勿憚改。」 |
子の曰わく |
先生がおっしゃった。
「忠と信とを第一にして、自分より劣った者を友にするな。 失敗したら迷わず改めなさい」 |
番号 |
論 語 |
書き下し文 |
訳 文 |
十之八
学而第一03 |
子曰 「巧言令色、鮮矣仁。」 |
子の曰わく 「巧言令色鮮なし仁。」
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先生がおっしゃった。
「言葉たくみで、見てくればかり飾っている者に、仁のある者は少ない」 |
番号 |
論 語 |
書き下し文 |
訳 文 |
十之十
学而第一16 [憲問第十四30]と比較のこと |
子曰 「不患人之不己知、患不知人也。」 |
子の曰わく
「人のおのれを知らざることを憂い、 人を知らざることを憂う。」
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先生がおっしゃった 「世間の人が自分を知らないことを憂うのではなく、 自分が人を知らないことを憂うべきだ。」 |
中国語で覚える論語二十選(上記十選に追加) |
番号 |
論 語 |
書き下し文 |
訳 文 |
二十之十一
為政第二11 |
子曰 「温故而知新、可以為師矣。」 |
子の曰わく 「故きを温めて新しきを知る、 以て師と為るべし。」 |
先生がおっしゃった。
「伝統的な物事に習熟し、しかも新しい事物にも通じている、 こういう人物なら、人の師となれるに違いない。」 |
番号 |
論 語 |
書き下し文 |
訳 文 |
二十之十二
里仁第四08 |
子曰 「朝聞道、夕死可矣。」 |
子の曰わく 「朝に道を聞きては夕べに死すとも可なり。」
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先生がおっしゃった。
「ある朝、物事の道理が掴めたとしたら、その日の夕方にはもう死んでしまっても本望だよ」 |
番号 |
論 語 |
書き下し文 |
訳 文 |
二十之十三
里仁第四25 |
子曰 「徳不孤、必有隣。」 |
子の曰わく 「徳は孤ならず、必ず隣あり。」
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先生がおっしゃった。
「よい行いをしていれば、孤立することはけして無い。 必ず理解者があらわれるものだ」 |
番号 |
論 語 |
書き下し文 |
訳 文 |
二十之十四
子路第十三23 |
子曰 「君子和而不同、小人同而不和。」 |
子の曰わく 「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず。」 |
先生がおっしゃった。
「君子は人と心から理解しあおうと努めるが、上っ面だけの馴れ合いはしない。 小人は上っ面だけの馴れ合いはするが、心から理解しあおうとは努めない。」 |
番号 |
論 語 |
書き下し文 |
訳 文 |
二十之十五
子路第十三27 |
子曰 「剛毅、木訥、近仁。」 |
子の曰わく 「剛毅木訥、仁に近し。」 ([注]剛毅木訥⇒ごうきぼくとつ) |
先生がおっしゃった。
「まっすぐで勇敢で質実、そして口数は少ない。 そういう人は、仁に近いといえるだろうね」 |
番号 |
論 語 |
書き下し文 |
訳 文 |
二十之十六
憲問第十四30 [学而第一16]と比較のこと |
子曰 「不患人之不己知、患其不能也。」 |
子の曰わく 「人の己を知らざることを患えず、 己の能なきを患う。」 |
先生がおっしゃった。
「世の中の人が自分を理解してくれない… そんなこと気にするヒマがあったら自分の能力が足りないことのほうを気にしなさい。」 |
番号 |
論 語 |
書き下し文 |
訳 文 |
二十之十八
雍也第六20 |
子曰 「知之者不如好之者、 好之者不如楽之者。」 |
子の曰わく 「これを知る者はこれを好む者に如かず、 これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」
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先生がおっしゃった。
「(道を志すことにおいて) ただ知っているというだけの人は、それを好きな人には及ばない。 それを好きな人も、それを楽しむ人には及ばない」 |
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